頑丈かつ長さのあるロングリアラックに50kg、オプションでフロントラックを装着すればさらに20kgの荷物を積載できるTernのE-カーゴバイク「QUICK HAUL D8」。一般的なシティサイクルの最大400%とも言われるその積載能力を持ってすれば、自転車キャンプにも大活躍。今回はその優れた積載能力にスポットを当てて、QUICK HAULをご紹介します。

仕様の異なる2台のQUICK HAUL

ノーマルの状態と、前後にオプションのラックなどを追加した状態の2台のQUICK HAULを用い、それぞれどの程度の積載能力があるのかを検証してみました。こちらは何のオプションも装着していない、ノーマル状態のQUICK HAUL D8。車体自体は小さく控えめなサイズでありながら、50kgまで積載可能なロングリアラックを標準装備するなど、ノーマルのままでも期待が高まります。

そしてこちらは、前後にオプションのラックやパニアバッグを追加したQUICK HAUL。見るからに積載能力が高そうなルックスで、インパクト大。今回はキャンプシーンを想定して検証しますが、デリバリーなど業務用としても通用しそうです。

自宅からキャンプ場へ、または車に載せて駐車場からキャンプ場までサイクリング。写真では平地を走行していますが、最大50Nmのトルクと270%のサポート力が特徴のBosch Active Line Plusのモーターにより、山の上のキャンプ場へキャンプ道具を運んでいくこともできます。

ノーマル状態のQUICK HAUL。
 
前後にオプションのラックやパニアバッグを追加した状態のQUICK HAUL。
 

ノーマル状態のQUICK HAULでは、リアラックにソロキャンプで使用する道具一式を詰めたバックパックと3シーズン用シュラフを積載、前後にオプションのラックなどを追加した状態のQUICK HAULのリアラックにはファミリーキャンプ用のテントやタープなど、フロントラックには大きめのランタンやバナー、焚き火台などを積載できました。

QUICK HAULは、ヨーロッパ有数の自転車試験所である「EFBE Prüftechnik GmbH」において、フレームとフォークが最大150kgの車両総重量(※1※2)に対応できる試験に合格した、高強度と高耐久性に優れたフレームが特徴。荷物を自分で背負わずに自転車に積載することで、ストレスなく荷物を運べるばかりか、パワフルなアシストで走る楽しさを味わえます。

大容量の積載を叶えるQUICK HAULのディテール

ノーマル状態のQUICK HAULでも、耐荷重50kgのリアラックを搭載しているため、わざわざUL(ウルトラライト)なキャンプギアを用意しなくても十分にソロキャンプ用の道具一式を運ぶことができます。また、TEKTRO製油圧式ディスクブレーキを採用しているので、重い荷物を積んで走行しても確実に制動力を発揮します。

一方、フロントにオプションのラック「Transporteur Rack」、リアに同じくオプションでリアラックを拡張する「Shortbed Tray」、リアのサイドにパニアバッグ「Bucketload Pannier」を装着したQUICK HAULでは、更に大容量の荷物を積載できます。

「Transporteur Rack」は車体のヘッド部に直接固定するフロントラックで、最大20kgまでの荷物の積載が可能。底面は30×40cmの大きさで、幅の広い荷物にも対応します。

サイドに少し高さがあるので、大きなものを置いて付属のゴムベルトで固定したり、写真の様に市販のコンテナボックスなどを積んでおき、バスケットのように使用するのも便利。

標準装備のリアラックに取り付ける「Shortbed Tray」は、最大35kgまでの荷物の積載が可能。60×40cmの大型サイズで、荷物の形状に合わせ、縦横を入れ替えて装着することもできます。

リアラックの両サイドに装着した「Bucketload Pannier」は、片面だけで24Lの大容量、9kgまで搭載が可能です。使わないときはフラットにたたんで固定することもでき、自転車キャンプだけでなく、普段の買い物などにも役立ちます。

防水素材で作られた「Bucketload Pannier」は内部にインナーポケットも用意され、また前後方向には大きめのリフレクト機能を有しているので、暗い山道での走行や自転車通勤にも便利です。オフィスの駐輪場に着いたら写真の様に、ヘルメットを収納しても良いですね。

様々なオプションパーツをラインナップしている点も、Ternブランドの特徴の一つ。今回ご紹介しているQUICK HAULでも多くのアイテムをお使いいただけます。

今回ご紹介したQUICK HAUL D8は、2023年5月に発売を開始したばかりのNewモデル。趣味に、仕事に、たくさんの荷物を運びたい方は、ぜひQUICK HAULをご検討ください。

スペックなど詳細は、QUICK HAUL D8の製品ページをご覧ください。

 
※ 自転車は、道路交通法では軽車両に位置付けられており、「車のなかま」です。道路を通行するときは、「車」として、交通ルールを遵守するとともに交通マナーを実践するなど安全運転を心掛けましょう。
※ 自転車に乗るときは、乗車用ヘルメットを着用しましょう。
※ 歩行者のいるところや細い路地などは迂回するなど、マナー優先でサイクリングを楽しみましょう。また自転車に乗るときは乗車用ヘルメットを着用しましょう。
※ 積載物の重量およびサイズについては、道路交通法をご確認ください。
※1 車両総重量とは、人員、積載物、車両すべてを含んだ重量です。 
※2 製品保証については別途規定がございます。